2024年12月30日月曜日

年間ベスト(2024)

その年にいいな~ってなった曲を10曲挙げるやつです。2024年版
去年(2023年)のは [ →こちら← ]

音楽理論等はわからないので具体的な話はしませんが「いいな~」ってなるだけです。

対象:この1年に「自身が初めて存在を認知した曲,良さに気付いた曲」を対象

※今年以前にリリースされたものであっても年内に自身が存在を認知した場合対象となるということです。

表記揺れはあると思いますが基本的には以下の形式で紹介したいと思います。

曲名 / アーティスト名
- 『CD名』
作詞 ・ 作曲
備考
配信など

Spotify等で公式の配信があるものは埋め込み方式で記載しております。
なぜか引用部に添付しないと埋め込みが消えてしまうので引用部に貼り付けてます。

――――――――――――――――――――――――――――――

2024年ベスト一覧

もくじ

以下雑記!!

――――――――――――――――――――――――――――――

01 . Campus mode!! / 初星学園

  • 『Campus mode!!』 - Single (2024)
    • 作詞:田淵智也
    • 作曲:田淵智也
    • 編曲:滝澤俊輔(TRYTONELABO)
    • 映像 Riesz(りーす)

今年のオタクミュージック界隈は春以降常に学マスの供給パワーが凄かったように思います。最初の9曲同時公開の時点でもかなりヤバ曲群だらけだったにも関わらず、年末の今に至るまで話題に事欠かないという荒れっぷり。

その群雄割拠な楽曲群の中においても全体曲として一線を画す凄さを持った曲です。 どこから出てくるのか意味が分からないワードセンス。 何から書いてるのか全く想像のつかない構成と展開。 どこをとっても凄い曲!!!ほんとにすごいぞ!

そして何より、希望で輝く歌詞を全力で歌うアイドル達の声に、全力の応援を感じさせるコール&レスポンスが噛み合い、聴いていて眩しさを越えてゾクゾクとした喜びを感じてきます。 ゲームで聞くたび飛ばさず聞いて毎回泣いてる。

編曲こそ滝澤俊輔になっていますが、この曲はもう九分九厘田淵智也と言ってもよいのでは?いやあんまり田淵智也に真剣じゃないから言うのやめとくわ。

自分もエンジョイ程度にプレイさせて頂いている中で、やはりこの曲を聞いた時の衝撃、そして達成感は一入でした。 もし学マスのゲームをやっていてまだ聞いてない人はLv25くらいまで頑張って上げて聞いてください。

Short尺ですが公式の映像もマジで良いのでぜひ!リスペクトですごすぎるぞ!! (Shortと言っても2番がカットされているだけで1番からラスサビまである) 概要欄に他の楽器のプレイヤーの方々のクレジットが記載されているのですが、こちらもなんか軽く調べた範囲で結構すごい面子みたいです(プレイヤー知識に疎いため割愛)

――――――――――――――――――――――――――――――

02 . 水金地火木土天アーメン / しろねこ堂

  • 『水金地火木土天アーメン』 - EP (2024)
    • 作詞:山田尚子
    • 作曲:牛尾憲輔
    • 映画『きみの色』挿入歌(2024)

comment

映画、良いですよね〜〜今年はアニメ映画がかなり豊作だったように思います。

こういう80-90sぽい和製テクノポップ?テクノ歌謡?みたいなやつ、ディスコやユーロな雰囲気を出しながら、エレクトロ的な要素もふんだんにありめちゃくちゃ好きなんすよね〜〜電気グルーヴとかサカナクションをもっとちゃんと掘った方がいいのは分かっているが…

映画『きみの色』の劇中にて、一番いい感じのとこで流れる本作のメインテーマと言っても良い一曲になっていまして。 これが流れるシーンで、喧嘩してた祖母や規律を盾に敵対してた(敵対までは言いすぎかも…)シスター陣、学校で全くのモブとして扱われていた生徒も含めて皆踊ってるんですよね。……最高じゃないですか!!!!

映画RRRの余りにも有名なナートゥのシーン、あのシーンを初めて見た時も同じように感動してました。身分や立場を抜きにして、音に身を任せて踊ってる間は皆それだけで平等で楽しめる、最高だと思います。あれ以来自分の中で音楽は人間のプリミティブな喜びだという思想が芽生えています。

コロナ初期に音楽活動が配信主体にシフトしていた時節に行われていた、MU2020(MOGRA)やSecretSky(PorterRobinson)で感じたような、環境に囚われず音楽を楽しむという原体験を表現していたように自分は思っています。(勿論映画『きみの色』のテーマはそれ以外の部分もありますが!)

(本当に雑記)

最近、映画は受動的でも強制的に時間が経てば映像の中で話が進んで勝手に終わってくれるのがメリットだなあと思っています。
分かって頂けるかどうか怪しいのですが(若干の自虐的な意味も含め)、ゲームやアニメが終わりに近付くと「進めたくない」という感情が生まれてくるんですよね。終わらせたくない、先送りにし続けて結末を見たくない。そうして10話付近や7割位で止まっている履修済みコンテンツのなんと多いことか。本来はパッと終わらせて余程気に入ってるのであれば2周目やる方が余程有意義なのですが。 履修も中途半端なのでネタバレ解説考察感想などあらゆるメディアを踏む事が出来ず、知人に布教する際も中途半端になる……本当に無駄!!!
やめたい!!助けてくれ〜〜

――――――――――――――――――――――――――――――

03 . ラヴィ・ダヴィ / OCHA NORMA

  • 『 CHAnnel #1 』
    • 作詞:児玉雨子
    • 作曲:星部ショウ
    • 編曲:鈴木俊介

ハロプロ系列については自分の知識がないため一切わからない上に配信をやっていないので細かいことは公式ページのクレジットを参考にしています

リリース詳細|ハロー!プロジェクト オフィシャルサイト

友人から教えてもらって聞いてイントロで大爆笑した。めちゃくちゃいい曲すぎる!!しつこいほどキメがあって笑ってしまい、その直後のサビもめちゃ良くてより笑顔に

曲を聞くために「ラヴィ・ダヴィ」で検索すると歌詞の次にダウンロードストアより上位に表示されている有識者の方による真剣な分析がヒットするので一読の価値はあるかと思います。

――――――――――――――――――――――――――――――

04 . L・O・V・E U / リア・ディゾン

  • 『L・O・V・E U』 - Single (2007)
  • 『Destiny Line』 - Album (2007)
    • 作詞:リア・ディゾン & 新美香
    • 作編曲:平田祥一郎

なんか2step聴きたくなる時期ありません?和製2step。 クラブユースなGarageとはまた違って、R&B要素を多分に含んだオシャンな120〜140くらいのSpeedGarageみたいなやつです。 1990〜2000年代のさぁ〜やっぱこういうやつが好きなんだって!

リアディゾンというと本当に名前だけ知ってて何した有名人かすら知らないレベルなんですけど、この曲めっちゃいいです。 アルバム「Destiny Line」の方では恋しよう♪ / リア・ディゾンという楽曲があり、こちらもめちゃナイスな2Stepになっております。 楽曲クレジットを見るとそこにはなんと……「作編曲 Shoichiro Hirata」の文字が……!!

平田祥一郎だと直近で2023からアツいコンテンツであるところの蓮ノ空にも曲提供しててひっくり返ったことが記憶に新しいところ 先の項で少し触れたアニメ映画を掠めつつ2stepのラインをやっていた映画『夏へのトンネル、サヨナラの出口(2022)』の挿入歌「eill & ☆Taku Takahashi - プレロマンス」も今年知ったナイスGarageHouseでした

アナタが良いと思った2step。貴方が知らないだけでShoichiro Hirata(もしくは☆Taku Takahashi)なのかもしれません(令和にあった怖い話)

でも冗談抜きで「この曲おしゃれ(R&Bっぽい)で良いグルーヴだな」と思って作曲調べたら平田祥一郎とかある。ハロプロにもいる。たまに北川勝利なこともある。

本当はもう1曲良い感じの2stepがあったんですが、去年の年間ベストと同様に00年代後期懐かしアニメのキャラソン発表会になるところだったのでグッとこらえておくことにします。

――――――――――――――――――――――――――――――

05 . 光るとき / 羊文学

  • 『光るとき』 - Single (2022)
  • 『our hope』 - Album (2022)
    • 作詞・作曲:塩塚モエカ
    • アニメ『平家物語』OP (2022)

うわあここにきて急に普通に順張りの有名楽曲を挙げてくるな!!!今までよく分からんキャラソンとか挙げてただろ!

初夏に行われた『GREENROOM FESTIVAL'24@横浜赤レンガ倉庫』というフェスに遊びに行きまして、その時に初めてマトモに羊文学を浴びてめちゃくちゃ良いやんけ〜!となって夏は少しギター多めなロックのジャンルを掘ってました

当時のセトリ → 羊文学公式Twitter(𝕏)

そもそも、自分がTranceやUK Hardcoreに代表されるようなデカい空間表現のLeadや、MelodicProgressiveHouse、Electronicaのような気持ちのいいエモい音を好きな人間というのを考慮すると、ギターでそれをやっているIndieRockやDreamPop/Shoegazerのようなジャンルを好むようになるのはごく自然ではないでしょうか?同じ感覚器官というか、同じ受容体で咀嚼している気がしています。

………が、ロックの分野についても先と同様全くと言っていいほどの素人で有名どころをチラホラ聞いていて「おぉ〜…ええやん!」となるのが関の山でした。 というかロック分野はインディーズとかも含めて裾野が広く掘り出すとキリがない! メジャーどころを聞いて少しずつdigを進めていきます……(それを言い出すと同人音楽やブートレグ界隈もキリないですけどね)

――――――――――――――――――――――――――――――

06 . 寝・逃・げでリセット! - y0c1e from T.R Remix / 柊つかさ (CV.福原香織)

最初リリース当初は完全にスルーしてたんですけれども、MOGRAのパーティで聞いて何やこのヤバ曲!!?と驚いてShazamしたら公式ブートレグでワロタ

流石に曲自体の解説は割愛するとして、あの原曲からこんなに、こんなに変な音のRemixが出てくるの化学反応にしても凄い。 その上意味の分からん音が結構鳴っているにも関わらず凄まじい多幸感に包まれて納得してしまうという曲としての完成度。y0c1e〜〜!!!お前が天才!!

――――――――――――――――――――――――――――――

07 . とげとげサディスティック / エノルミータ

  • 『とげとげサディスティック』 - Single(2024)
    • 作詞・作曲 : 烏屋茶房
    • アニメ『魔法少女にあこがれて』ED (2024)

これも初めて聴いたのはMOGRAでしたね……寝逃げリミを聞いた時と同じくだーやまさんが今期で一番良い曲と言いながら2024年3月あたりのマトリのシメで流してた気がします。

まほあこみたいなワチャワチャな作品で明るいやつと見せかけてEDでしっとりみたいなやつのED、うれしいがち! そしてこういうちょっとチルい感じの曲は得てしてブートレグ適性も高く、個人的にはとげとげサディスティック (Galbae Cider New Jack Swing Remix)も良いなと思ってた、んですけど、書くにあたって原曲聞き直したら原曲が良すぎてワロタ なおこちらのGalbaeCider氏によるブートは中山美穂 - Vermilion Crimeがインスパイア元っぽい。こういうNJSも作れるようになりたいよ〜!こういう質感めっちゃLOVE

烏屋茶房さんはアイマス系やボカロの箱でも精力的に活動しておられて、度々お話しさせて頂くのですがホンマに曲も歌詞も多才ですごすぎる……そしてすごいシャニマスのオタクです!! 先日のDestin@tionZの2ndアニバ回の渡辺チェルさんといい、公式に楽曲提供してるオタク、セルフ解釈が公式になってて最強なんだよな(と思う一方、自分の解釈が公式になるというのはありえんプレッシャーだと思うのでやはりそういうのを加味してもすごいと思わざるを得ない) アチシはね、アスカ=ニノミヤのおたくですので、一生頭が上がりません

アイマスの話じゃないわ、まほあこだったわ。 まほあこ、なんか漫画から入って一気にアニメまで通過してしまったので2年くらい前のアニメ?と思ってしまうけど全然今年でビビっちゃうね。2期もゆるりと待ってます。

――――――――――――――――――――――――――――――

08 . Sweetest Day Of May feat. Harambee - Greed's Euphorik Club Mix Remastered 2k18 / Joe T Vannelli

  • 『Sweetest Day Of May』 (2018)
    • Original : Joe T Vannelli
    • Remix : Greed
    • Label : Dream Beat Rec.

結構前に箱で聞く機会があり、その時にShazam失敗してずっと探してた曲をようやく見つけてヤッターと喜んでいたらどうもPianoHouseのドアンセムだったらしく単に自分の無知を知るという結果に……。 でも良い曲は何年経っても良いからな!ドアンセムだろうと今年のベストです

いや、本当に結構探してて! 耳に残るピアノリフ、シンプルでありながらダンサブルなビート、そしてソウルフルなボーカル、全部合わさったまさに至高のHouse Anthemだと思います。 原曲もいいけど自分はこういうキラキラ目のピアノが好きです。

これ聞いてずっとピアノハウスやりたいと思ってる!
やりたい曲のジャンルばかりが増えて追いついてない!
悲しい事に作るスピードが追いついてねー!(澤井啓夫)

――――――――――――――――――――――――――――――

09 . Ghost Of You / KEPIK, LYCA

  • 『Ghost Of You』 - Single (2024)
    • Label : Heaven Sent

エモさとエグさが共存したメロダブ大好きくん御用達のレーベルHeaven Sentから一曲。

メロダブ特有の清らかなイントロから開始。BuildupのTrancyなPluckも好みなモノ。 Buildupの終わり/Drop入るタイミングでタイトル叫ぶやつ、タイトルからDropがすぐ思い出せていいですよね。サビでタイトル言うPopsと同じ理屈。 からのデッケーLead!!!!バカクソ荒々しいのに痛くなくてすごい

そして壮大なBreakdownが挟まった後の2ndDropと見せかけて一旦落として…… ついに来た2ndDrop!………4つ打ち!??!?!?!!?!??!?!?!?wwwwwwwwwww この曲調で4つ打ちが来るのは完全に予期してなくてオイオイオイ!!!となるわけですわ!!

いつぞやのCruel Summer / Crystal Skiesもそうですが、いい意味で文法に囚われない、かつ不自然ではない編曲のライブラリがあることは非常にフックとして面白いと思っています。 本来そういうのは音ゲー楽曲ジャンルが総本山みたいなところはあるのですが……それとはまた違う分野でこうして意外性のあるDropが繰り出されて非常にインパクトが強かったです。

――――――――――――――――――――――――――――――

10 . Blocklist / Junk Mail & A.M.C

  • 『Blocklist』 - Single (2022)
    • Label : RAM Records

今年はDnBに入門してました。 正確には2023年の夏からなんですけども(去年のWorks参照のこと)。

RAMのDnBをひたすら聴き漁ってたらどうも自分はNeuro,JumpUp,Dancefloorあたりが好きっぽいぞということでこちらの一曲。 Dubstepとはまた違った感じのDirtyでHeavyな重みのあるBassがかっこいいですね。

DnBといえばBreakbeatsというイメージがどうしても強かったのですが、こうして実際掘ってみるとBreakを使ってないのも案外ある上に、この曲のように付点や3連符、なんならLFOでSyncをしないような「ヨレた」ベースのGrooveを活かした曲も結構あることに驚きました。自分はグリッドの世界に囚われているのでなかなかイーブンから脱出すること能わずといったところではありますが……。

また、DnBのベースサウンドメイクもHardstyleのKickと同じくらい名前とかジャンルが色々あって「これ名前あったんだ!」や「作り方こうやるのか!」等の気付きをかなり頭の中にインプットされた気がします。 実際掘るだけでなく作ってみないとわからんですよねこういうの。

ていうかDnB、種類ありすぎじゃないですか? DrumとBassが170くらいで鳴ってたらなんでもドンビーかよ!(DnBをドンビーと呼ぶ派閥)

――――――――――――――――――――――――――――――

後記

今年はどうも能動的なマイナーなDigができないままフェスやデカコンテンツに流されるままの流動的Digでメジャーコンテンツ寄りのチョイスになってしまった気がします。

でもねえ!かと言ってマイナーコンテンツばっかり上げるのもそれは違くないですか??? ここはお前の審美眼を自慢する場ではなく、テメエの良かった曲を発表する記事なわけですからね。

こう、『自分の「良かったと思う作品」を発表すること』が、『他者から「その作品」を良かったと評価する人間であると評価される』ことがイコールになってる風潮はあり、こうやって発表したり「自分を構成するn枚」みたいな時にも見栄を張ってしまったりとか、そういうの、ある~~~~イクナイ!!

等と書いていますが良かった曲の候補自体はもっと曲数があり、その中から年間ベストと呼べる程度には厳選しているわけなので良いと思います。

コンテンツ補正はあったりなかったりですけど。

来年も良い曲に出会えることを祈りつつ、筆を置くぜ。 (結局年内にかけなくて2025年の4月末に書いています!!!)

0 件のコメント:

コメントを投稿

年間ベスト(2024)

その年にいいな~ってなった曲を10曲挙げるやつです。2024年版 去年(2023年)のは [ → こちら ← ] 音楽理論等はわからないので具体的な話はしませんが「いいな~」ってなるだけです。 対象:この1年に「 自身が初めて存在を認知した曲,良さに気付いた曲 ...