2024年12月29日日曜日

2024年の活動まとめ

2024年の活動まとめ

今年も振り返りを執筆する季節がやってきたな……と思いつつ先送りにしていたらあっという間に12月が後半に突入していたので急いで筆を執った。

今年は3曲しかリリースしてね~~~!マジで?

いよいよ曲を書いたおまけでコンテンツについて語り倒すだけの自分語りオタクノートになっているかもしれない。 曲で色々やってることをいっぱい語るための記事だから何ら問題ないな!そういう感じでイクゾー

去年(2023)のは ここ から飛べます。Blogger版。

もくじ

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01 . ビーチブレイバー (Heroes "Qlimax" Remix) - 2024/04/24

ビーチブレイバー / 放課後クライマックスガールズ
- 『THE IDOLM@STER SHINY COLORS FR@GMENT WING 04』より
- from ゲーム『THE IDOLM@STER SHINY COLORS』

---コメント---

2023年、10月某日。映画館にシャニアニの先行上映を見に行ったあの日。ヒーローに出会った。

シャニアニ先行上映の第1幕ではアニメ『アイドルマスターシャイニーカラーズ』の第1~4話の上映が行われていたのだが、シャニアニの第4話が本当に良かった。

シャニアニ4話のあらすじは以下のような内容である。(公式サイトから引用)

地域での活動を頑張る放課後クライマックスガールズ。そのおかげでショッピングモールでの仕事が決まった。 しかもその内容は、ヒーローショーとライブを組み合わせたコラボレーションイベント。 テンションが上がる果穂を中心に、メンバーはヒーローショーの特訓に励む。 そしてついにライブ当日がやってきた。ところが思わぬトラブルの連絡が……!

この話の後半にあるライブシーンで、本来はヒーローを見に来たため最初は乗り気じゃなかった子供たちのボルテージが徐々に上がっていく盛り上げ方の演出がとても良い!(シャニアニ4話のガキも大歓声) 話全体の構造が初見に対してもわかりやすく、これまでの放クラの地道な町内活動カットが実を結ぶのもあり、シャニアニ1期2期合わせた全体で見てもトップクラスに良い回だと思っているので、是非この回だけでもいいので見て欲しい。

これまで自分は放クラにおいて乙女な杜野凛世さんの担当だという自負があったのだが、アニメ4話の内容と、そのステージで溌溂と元気に動く小宮果穂さんを見て完全に小宮果穂さんのことを好きになってしまった。

最後まで希望を捨てない存在を「ヒーロー」と呼ぶのであれば、シャニアニ1期4話において小宮果穂さんはまさしくヒーローだった。

……つまり何が言いたいかというと、この曲は放課後クライマックスガールズがどんな逆境にあってもステージを盛り上げてくれるように、フロアを常に湧かし続ける最強のDrop、そういうステージ演出をコンセプトに制作していた。ということだ。

そしてもう一つ大事なコンセプト ――タイトルを見るだけでお気付きの方も多かっただろう――、『放課後 "Qlimax" ガールズ』ということです。 本当に解説するのも野暮かもしれないのですが、「Qlimax」というのは海外のHardstyleをメインにした超大規模な同名のフェスのことを指していて、つまりはHardstyleのブートレグをやりたかったということです。

と、今回はタイトルは割と直球でイメージが伝わる感じにしてます。Heroの部分は解説いる????? ボツ案では「Always "Qlimax" Remix」とかもあった。大体同じ。

ということでここまでが曲全体のコンセプトの話。 ここからは曲パートごとに細かく解説(aka自分語りコーナー)してます。読み飛ばしも可。

パート解説的な

まず作った順番としては以下の通り(思いついた順=着手した順なので完成したタイミングはまちまち)

  • Drop+Buildup
    • Lead
    • 1stDrop前のAcid
    • Kick → KickDropの1つ目のみ(他は仮置き)
    • ラスドロの「変身!」からのMainDropまで(Kickは仮置き)
  • KickDrop
    • Screech(Kickは仮置き)
  • 2番Aメロ:Trap
  • 1番Bメロ:Breaks
  • Kickいっぱい作るタイム
  • ラスサビ前:Breakdown
  • 2番サビ:Dubstep
  • 1番Aメロ:SpeedHouse
  • Intro

制作期間は全体だと2023年の11月~2024年3月末までなので5ヶ月くらいやってたらしい。 実際は他の作業も挟んでるので1.5ヶ月分くらいは空いていると思うが、それでも3ヶ月位はかかっているらしい。そらすごいわ

AcidのFake地帯と最後の「変身!」がうまくハマりすぎて、Dropだけ聞いて満足したあとちょっとだけ音の調整して他は何も進まないままProjectを閉じるみたいな日が2週間くらいあって流石に危機感を感じた。

曲全体としてはRawstyle/Rawphoricといったところだが、これ以後基本的には面倒なので(特筆すべき場合を除いて)ジャンル名を「Hardstyle」で記載していくことにする。

2024年時点ではRaw系の主流BPMは155-160なんですけど、今回は原曲のBPMが142というのもあり、160にするとデカいLeadの方のEuphoric感が崩れることからHardstyleに古来から伝わる150を選択しています。 けど実際早回しでもイケます!流石に170にするとGateVocalのエフェクトがちょっと変になるけど165くらいまでなら全然耐用可能な低音となっております。

Intro + 1A : Speed House

実は作ったのが実質一番最後!難産ポイント!

Hardstyleの一般的な曲構成において、IntroはVocalがいい感じのフレーズを言ってからBreakdownで曲が始まる(あんまりGrooveがない)というのが一般的なのだが、歌モノ ――特に本楽曲のようにイントロからアゲるような曲―― においてIntroからBreakdownにするのはほぼ無理である。

また別の問題だが、元々の原曲が4つ打ちのGrooveのため、「原曲しか知らない人間/原曲を知らない人間でも違和感なく聞けるブート」を意識して制作しているのもあり、ここの4つ打ちのリズムは壊したくなかったのだが、自分の中で150帯で使える4つ打ちの選択肢が全然思いつかなかった。

そして更なる問題として、原曲の耳コピをしていたところどうやらまともにコードがあんまりない! 基本的にパワーコードとリードシンセだけでメロディが動いており、3rdや7thのようなコードらしいコードというのはあんまりないらしい。(実際どうなのか分からないが、少なくとも自分の耳コピ力だとそう聞こえた)

「モデル立ちを決める→さあ巻き起こせ!」のReverseBassとKickFillの部分はかなり前から埋まっていて、ここまでに4つ打ちのGrooveをなんとか生み出して持ってくる必要があった。

そのためずっと「どうしようかしらねぇ……」と頭を悩ませつつ放置していたある日、#B0DYSHOT限定EPのXFD動画が流れてきて、SWEETEST BITE(DJ S.ASH Speed House Bootleg)を聞いた時これだ!と天啓が降りてきた。

そっからSpeed House…というよりHouse of pandaのプレイリストをずっと回してなるほど~となりながらなんとか生み出したのがコレってわけ(赤さん顔)

あと参考にしたのはMatDukeのチュートリアルとかも見ていた。SirenとかArp入れたのはこれが発想元だった気がする。当時色々聞いてたから違うかも。 HOW TO SPEED HOUSE? /w Matduke

なにより、SpeedHouseにしたことでIntroがDrumsから入るというDJユース的に見ても非常に良い曲構成になったのでかなり満足です。 SpeedHouseはもちろん、UKBassとかHardGrooveとかでも安易に繋げられる仕様になってます。

余談ですが、インスピレーション元になった「#B0DYSHOT」にはちゃんと行って楽しく遊んできました。その時に見たDNZクルーやおかぴさんのDJとかでIntroのStutterVocalのアイデアが生まれたみたいなとこもあります。150帯のBPMってこんなに何やっても良いんだと思った記憶がある。 こういう手詰まりになりかけたタイミングで外部からの刺激によるアイデアの相互作用があって曲が出来るのは割と自分の中でかなりレアケースでかなり面白い体験でした(コンセプトがブレブレともいう)。小説や漫画の作者が詰まった時に散歩してアイデア閃くみたいなやつってあるんだねえ。

1B : Breaks + NRG + Scratch

これは割と早い段階から構想があったので特に悩まなかったですね……なんかインスピレーション元とかもないですわ……。

「翼は透明」のところはなんかBreaksだな~ 「起立・礼・号令、全宇宙が晴天」のところは四つ打ちだな~ と思ってその間をどうしよ~と思ったときにほなDonk入れるかあとなった。(終わり)

1サビ : Breakdown-1

Hardstyleだとデッケ~Leadが鳴って嬉しい!!…となる前に、同じくデカいBreakがあるべきだと思っていて。 なぜならその方がよりデッカイからです!(内容なし)(デカくてカッコイイ)(小宮果穂)

サビ入りBreakdownのブートレグを自分はよくやってしまいがちなのだが、DJ的にはどうなんだろうか。実質サビ2回しぶんの時間取っちゃってごめんね~という気持ちが無いでもない。 普段は小節数が8nじゃない曲をやる機会が多い都合でサビBreakdownにしがちですが、今回は普通にサビ16なのに落としてます。

ボーカルに注目すると、これまでは頭拍に合わせてボーカルの発音が揃っていたのに対して、サビ前だけ拍区切りの前に予告(弱起/アウフタクト)があり、曲調がガラッと変わるにも関わらずかなり自然に繋がってるのではないでしょうか?

  • intro : 「|れでぃーす|れでぃ|ごー!」
  • 1A : 「|ふかく・か|ぶった……」
  • 1B : 「|つばさはとうめ・あ|おぞらは……」
  • サビ入 : 「さ|あすすめ|びーちぶれぃばー|……」

1サビ後 : Buildup

デッケーLeadが鳴ると嬉しい!!!デカい空間とデカい音で最高!これがヒーローってこと????

コンセプト的な話に戻りますが、静寂なブレイク→巨大なリードメロで、ピンチで追い詰められた中小宮果穂さん率いる放課後クライマックスガールズが現れたかのような希望を表現しようとしています。後付け設定かも。

デッケーLeadについてはUK Hardcore作るときとかと同じなので割愛。 最終的にVocalと一緒に鳴らすDropがあるので、気持ちMidを抑えめにしたつもりだったのですが、今Melodyを鳴らしてるLeadの音だけ聞いたらやっぱりちょっと重心高くてハイに寄せすぎてる気がしますね……。Chordの方のSynthがカバーしてくれてるからあんまり目立ってないしセーフか……?

まあ過ぎたことは良いよ(月村手毬)(最強マインド)

Acid Fill

冒頭の制作順でも記載しているが、実はこのHookはほぼ最初に思いついていた。 「さぁさぁさぁ!煌きますか」→Acidという流れの部分は、自分の中でSub Zero Project ft. MC Stretch - Time Machineをイメージしてた気がする。たぶん。 色々手元でリファレンスを漁ってたらCryexとかもやってたので単に自分がこういうのが好きなのかもしれない。

ちなみにAcidの音はSerumで良い感じに作った。Acidの音作りってあんまりしないにも関わらず、我ながらビックリするくらいかっこよく出来ている。別に配布するとかはないけどな……Serum以外のInsertもいっぱい挿してるし……

KickDrop

Screechのシンセは2本重ねてるだけ、どちらかといえば音作りよりも空間処理のほうが面倒だった。 かなり派手目にReverbをかけて、鳴らした後で持ち上がるようボリュームオートメーションを書いている。Sidechainするよりは小回りが聞くので長さが不明瞭な時はこれでいいのではという判断。

前半で使った自作のKickは3種類。制作中は順にGatedZaagPsyGatedと呼んでいた。 Gatedが一番最初に出来て、Zaagが結構後の方にできた。 Psyに至っては一旦曲全体がMasterまで完成した後、物足りなさを感じて追加したので本当に最後の最後に作った。

Kick自体にはあんまリファレンスとかはないけどようつべのチュートリアルは色々見てました。でも結局試行錯誤しかないかも。 サンプルは ON POINT SAMPLES - Hardstyle Essentials Vol. 3 に大変お世話になりまさした‼️ 結構セールしてて価格も安いのにめちゃかっこいいKickが山程入っててHardstyle作ろうという方にはオススメ。

コスパもやばいのだが、自分はこれ以後Hardstyleを書く機会があるのか甚だ謎である。一回しか使わんサンプルに……金を……。

誰も気付いてない小ネタのコーナー 途中で入る「Qlimax」の声ネタの元は男女の声どちらもSub Zero Project - The Game Changerで、本楽曲は2018年のQlimaxのAnthemになっており、シャニマスの稼働年である2018で揃えている。

2A : Trap

また2番Trapでごめんねぇ!!あんまり考えずにやってます

誰も気付いてない小ネタのコーナー 途中でGunshotの音がハマっているのは歌詞の「イケてるShot」にかけているらしい(後付け)

2B : Dubstep_Buildup

作ってて初めて知ったんですけど、メロダブじゃないDubstepのBuildup作る時は適当でもそれっぽくなるもんですわね。

私自身はいつもメロ先で作っているので、音程感のないパートがあるとどうも物足りなくない?と思ってしまいがちなのですが、案外ReeseBass+Drums+FX(あとボーカル)くらいの最低限構成でも結構聞けるようになっていて、Dubstepの音数の少なさに少し面食らいました。

2サビ : Dubstep

ここも割と難産ポイントでした! 実は一回MelodicDubstepを挟む案もあったけどDropがくどかったので没にしています。

これまで自分が作るDubstepといえばMelodic(=FutureBass)が多かったのですが、今回はDropメインということでTearoutを意識したかなり激しめのBassSoundを主体に使ってます。 ただ、一般的なTearoutと違って使われるBassの音が次々と変わっているのでやはりどこかMelodicのGrowlの意識というか、Complextro的なアプローチが近いかもしれないです。

Bassのサウンドメイク、楽しいですね~~!実はまともにこういうエグ目のカッコイ~DubstepBassを作ったのは初めてかも。実はBassのサウンドメイクはLPFよりHPFでローカットとかBellとかでポイントを持ち上げるほうが大事なんだなと知る。 自作が1/3、プリセット+αが1/3、サンプルが1/3ってとこだと思います

今回のコンセプトの主軸に小宮果穂さんへのヒーロー像というのがあったため、Hookとしてイベコミュ『Many Screens』の激アツセリフをサンプリングしています。日頃の行いが積み重なって窮地に味方が次々と助けに来てくれる、これってヒーローじゃないですか???

今回サンプリングするにあたって普通に読み直して涙したのは内緒だ

ラスサビ : Breakdown_2

前半のBreakdownは窮地!という感じでしたが、こちらのBreakdownは最後に向けての別れの前の切なさみたいなところを表現しようとしています。

「誰も気付いてない小ネタのコーナー」にしようか迷ったけど流石にちゃんと書くと、裏で鳴ってるしっとりとしたキレイめなPianoのメロは「よりみちサンセット」の主旋律(「拝啓タイムカプセル」のCメロでも引用されていますね)を少しアレンジしたものを使用しています。

どんなに盛り上がって最高潮なステージもいつか終わりが来る、そういう寂しさをメロの引用と編曲で表現したかったということです。

けどただしっとりとして終わるだけじゃないのが放課後クライマックスガールズなんですよねぇ!!!!(デカ声)

小宮果穂さんによる観客を鼓舞するセリフはLPからサンプリング。 「まだまだ出来そうですかー!」「このまま最後までクライマックスでお願いしますっ!!」はLP個人2曲目前から。

本当はヒーローらしいコミュを引用しときたかったんですけど、小宮果穂さんのカードが全然手元になく、ヒーローインザパークくらいしかヒーローっぽいのなかったうえに、ヒーローインザパークのコミュって短文でキマる感じではなく……断念。 (その結果メニスクの燃えるぞ~をサンプリングするに至った)

誰も気付いてない小ネタのコーナー ボーカルのパンを左から順に [杜野凛世さん→園田智代子さん→小宮果穂さん→西城樹里さん→有栖川夏葉さん] という風に振っており、ステージと同じ構成で聞こえるようにしているらしい。分からない人はシャニソンのMVモードを見てください。

ラスサビKickDrop : AntiClimax

まさかこれだけ盛り上げて更にFakeするとは思わないだろう?でも現にンゲ!

Hardstyleに疎く、この曲を作りながら色々学ぶうえで知ったんですけども、最近のRawstyleでよくあるような、「デカいLeadでBuildupをしてDropをすると見せかけてKickDropをやる」っていうやつにはAntiClimaxという名前がついているらしい。

4回繰り返す「ビーチブレイバー」のとこをソロ音源で一人ずつにするという案もあったけど4回だと1人分足りんなぁ……となって諦めました。

ここのKickはLazerKickと呼んでます。自分がHard系ジャンルでKickを自作するときにやりがちなですね……。 放クラなので勝手にイベントコミュ『ミッション・コンプリート!』のレーザーガン(恐らく)ということで納得してました。ちょうど耳に痛い中高域の処理が大変だった印象がある。Kickは音デカくしないといけないですからね…。

ラスDrop前 : Buildup

「放課後クライマックスガールズ──!」 「最強のアイドルに! 変 身 !」

マジで良い掛け声だ~~~~! ステージ前掛け声の中でも全ユニットで一番好きだったのに、シャニアニ4話でめちゃくちゃ良い使われ方してて大好きになってしまった……

私事ですが、ちょうどサンプリングを準備している時期に入場特典でこのシーンのコマフィルムを入手して、大興奮だったのを覚えています。

「じゃあみなさんと最後の協力技…」はLP3曲目前個人コミュから。 同コミュの「きっと最後までずっとずっとずーっと、楽しいです!」あたりもセリフの候補としてありました。 (曲全体がクッソ長いので実際フロアでこの最後のDropまで流してもらえるかどうかはさておき、)最後の掛け声を皆で叫べる「協力技」として入れられたのは良い構成じゃないでしょうか?

誰も気付いてない小ネタのコーナー ここで使ってるのはLP編の1曲目前コミュ(樹里ちゃんによる銀河級にかわいいコミュ)の掛け声。感謝祭の方の掛け声だと「へーん・しん!」じゃなくて「へんしん!」と若干溜めがなく短い台詞になっている。

ラスサビ : ClimaxDrop

最後のDropだけ先に書いたOPSのサンプルパックからそのまま使ってます!!!自作ではない! 自作Kickも試みたのですが、並べてみたらSampleの方がしっくり来たのでそのまま使用したという形です。

その他

VocalFillとして使える要素がいくつかあって、全部拍のリズムが違うのでどこにどのセリフを置いてキメるかがパズルのようでした。表で示すとこんな感じ。xのところは音がないのでBigSnareを置きがち。

Vocal Fill 1 2 3 4
Ladies Ready Go! れ・でぃーす れ・でぃ ごー x
さあ進め(サビ前) x x・さ あす すめ
Qlimax(女性) x くらい まぁくす x
Qlimax(男性) くらー ーい まっ す・x
変身(LP) へー しん! x

やれなかったけどアイデアだけ放流しておくシリーズ

  • 応援団みたいな感じで3・3・7拍子や2・3・4拍子でKickを置く
  • シャイニーエクササイズリスペクトで最後どんどん加速してBPMを上げまくってKickRollで終わる

公開周り

投稿文

自分が投稿する際、告知でこういう感じの文章を書いてました。

アイドルマスターシャイニーカラーズ、6.5周年おめでとうございます 全てのフロアを ↑☝️もりあげーる☝️↑ Dropの音圧は 三! 千!! 億!!! 万!!!! 倍!!!!! 放課後 "クライマックス" ガールズ──── 最強のアイドルに…… 変 身 ! !

我ながら好きだね~~! ヒーローたるもの名乗り口上の1つや2つあったほうが良いですからね 全力アンサーの3000億万倍とかいう放クラの勢いでしか出てこないであろうクソデカい数字大好きすぎる!

古屋真、名乗り口上のある曲をやってくれないか、頼む。 繚乱!ビクトリーロードの話?

単曲動画

単曲動画ではONE STARの公式MVから夕焼けをバックに仁王立ちしているスーパーカッコイイ小宮果穂さんのワンカットを使っています。地味に文字を抜くのが大変だった!

いや、異能系バトルアニメ主題歌のテーマでこの夕焼け逆光レンズフレア仁王立ち小宮果穂さんの画が出来た瞬間こんなんもうどうやっても勝ち確やないですか!!しかもFLOWて! 小宮果穂さんには是非ともバカデカいハンマーに破壊されそうになっている地球を守りつつ己の最強パンチで地球を破壊して欲しいと思っています。

単曲動画ではれもうん氏(Lemon_orenoyome)の「まがりかどゴシック」「Astro Pirates」を使用させて頂きました。 真ん中の$Qlimax$の文字はThe Castle Elizahというフォントです。 作者が同じフォントを狙って使おうと思ったわけではなく、色々なフォントをピックアップして見比べていて結果的にこの2種に至ったのでイメージにぴったりだったのだと思います。 なんかキルラキルみたいなデッケーフォント、良いよね~~~Hardstyleの感じにも合っていたのでグーでした。

氏のBoothにいい感じのフォントが一杯あるので是非 https://zipangcomplex.booth.pm/

シャニマスの6thライブ(横浜)で初めて現地参戦しました。2023年頃にライブの良さというのを初めて理解できたので応募してみたらチケが握れたので行ってみるかという次第。 控えめに言っても最高でした……(初ライブ現地が5thじゃなくて本当に良かった)

オタク・ライブといえばUOという公害がある(大体イベ後にお気持ちメモスクショが発生する)という印象で、実際ライブに行っていてもUOは遠くにありながら眩しくて邪魔だなあと感じることもしばしば。 しかしこの悪名高いUOが唯一許される状況があります。

そうです。オレンジがオフィシャルカラーの時です。 放課後クライマックスガールズのオレンジは太陽のオレンジでもあり、全ての盛り上がりを許容する最高の色でもあったんだなと。 また一つ確信させて頂きました。

シャニ6th横浜Day2のハナサカサイサイは本当に最高の一瞬でした。 BDダイジェストの1:00〜付近からが該当箇所です(動画だと数秒だけです) https://youtu.be/-f-_klp-f44?si=jGQQpwYQuHvIt1tC

お祭り好きの日本人の根源的叫びとも呼べる「ワッショイ」の掛け声は大人から子供まで老若男女を問わず、曲を知らなくとも、覚えてなくとも、唯々叫ぶだけで楽しくなれる最高のコールです! 自分は7階席とかなり上の方だったのですが、会場全体がUOを含めオレンジに染まり、皆でワッショイワッショイと叫んで楽しくなれるという光景を観て感泣していました。 これを最高の音楽と言わずして何をそう呼べるのか。

シャニアニ2期の挿入歌『Candy Universe』のサビの歌詞より引用 ハッピーエンドへ 誰も 置いてったりするわけない オール・フォー・ワンダフォー 大コーラス

長々と書いてましたが曲尺が7分もある大変長いブートレグでございますゆえ、箱で聞く機会は恐らく皆無かと思います。 この曲をフルでかけてる人間が居たら「覚悟」がキマってる人間なので是非応援してあげてください。

「放課後クライマックスガールズ──!」 「最強のアイドルに! 変 身 !」

この掛け声だけでも覚えて帰ってください。

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02 . 私たちはもう舞台の上 (Line to Star light Re:birth-mix) - 2024/05/14

私たちはもう舞台の上 / スタァライト九九組
- 映画 『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』 ED

---コメント---

世の中には2種類の人間が居ると言われています。

  • 劇場版『少女☆歌劇レヴュースタァライト』を見た者
  • 劇場版『少女☆歌劇レヴュースタァライト』をこれから見る者

見た人間の中でも更に分類があると言われています。

  • 何を見せられたのか分からないまま劇場体験に呑まれた者
  • 「わかります(わかってない)」
  • 「わかります(わかっている)」

この映画がどれだけすげーコンテンツかという内容については既にnoteがアホほど上がっているのでそちらの方を参照していただくとして。

こんなにいい曲なのに箱でかかってたことがない!!!!!!!!!

ブートの制作を始めて曲の理解が進み、DJ的な視点から見た場合で以下のような課題があるのだなあというのが分かってきます。上級者向け。

  • IntroのBPMが違う
  • しかもリズムも不定
  • Introの最後でリタルダンド(徐々に低速化)して→BPM128が開始
  • サビ直後でBmaj→Bminに転調しているのでサビ終わりで繋いでもつなぎにくい

ということで、このスンゲー曲とスンゲーコンテンツを広めてもらうためにもデカい感情ブートを作りたい、そしてあわよくばこの辺の問題を(特にイントロ周り)を解決したブートをなんとか作りたいと願ってなんとか完成させました。 実際は制作の着手は2023年の4月(1年以上前!)、本格的な作業開始が同年9月、完成が同年12月と長丁場で、作業期間だけでも3ヶ月程度は苦悩してたみたいです。 ビーチブレイバーと制作期間被ってるので並行してたのかな…してたかも……。

劇ス自体は別れの話だけど、どちらかというと希望的というか、違う舞台でも彼女達が(まさにEDで言うところの星見純那さんが踊っているような)楽しく踊れているようにという祈りを込め、皆で楽しく踊れるような明るめのダンスミュージックにしたいというのがコンセプトです。

もう1つ内発的な動機として、2022年の冬頃に行われていた「UNDER Freaks 4th Anniversary (ハッシュタグ #u_freaks)」というイベントに行った際、The Herb Shop b2b feat. yosumiさんによるBassHouse/FutureBounceがありえん踊りで、デッケーBassStabが頭拍で鳴るBounceをやりたいという感情がずっとあり、それが発露したという形です。そのため本楽曲のDropでは拍アタマの1拍目にBassStabのブォンというのが鳴ってます。鳴ってるだけで嬉しいですからね。 なお2024年現在、当該イベントは2023年のFINALと称した最終回を最後に終了している模様です。omg

メインのDrop

多種多様なジャンルに渡るオタク・ブートレグも大きく分けると2種類に分けられます。

  • 原曲のサビのメロディラインを活かしたメロディのモノ
  • 原曲と一切関係ないオリジナルのメロディを使うモノ
  • (もう一つ、Dropでメロディがないタイプのモノもあります)

今回は(自分にしては珍しく)サビのメロを一切使わないDropで作っています。

1つはサビが終わった瞬間からBmaj→Bminに転調してしまうので、今回はサビのメロでDropに入るとサビ途中の「Hey!リズムに合わせて~」のボーカルメロディが合わなくなるという点。 そしてもう1つ、サビが$6+4=10$小節の構成になっており、これをDropのメロに活かすのが土台無理という点です。 なんならラスサビだけ最初の6小節を2回しすることで6+6+4=16小節になって整合性が取れてるのキモすぎる!!!!佐藤純一キモ!!!!!

ということで今回はオリジナルの無から生まれたメロディが鳴るDropになっています。レアだね。 ちなみに、普段サビメロを使ったブートレグが自分の中では多いのですが、これは単に自分のメロを生み出す才能が本当にないからです…………………

メロディラインに命をかけているのでメロディを20個くらい没にした気がします。良い感じのが出来たな!と思って翌日聞いてボツ!みたいなことを。そんなことしてるから筆が遅いんですけれども……。

※ ここから少し音楽の話 Drop突入時点でスケールはBmin=Dmajなので、転調を違和感なく聞かせられるように使えそうな音を考えてみましょう。 マイナーのルートである "B"と、メジャーでみた場合のルートの"D"、転調前後で両スケールの共通音になっている"$E$","$F\sharp$"です。(実際には"Db"も共通音ですが、DbはDmajにおけるⅦの音なので自然に聞きやすいメロを重視して今回は除外しました。) 「Hey!」の音が"D"なのでこの音を主軸に活かせると良さそうですね! 先のBassStabを入れるため、拍のアタマ1拍目の音をスケールのルートであり、かつ直後の「Hey!」にも合うようDからスタート、そこから素直にFutureBounceで聞きやすいようにメジャーの5度である"$A$"を使い、拍頭からD→A→E→Dというメロを作って……

これブルアカで聞いたことあるメロだ!!!!!!!!!!!!!!!!

こうして色々ボツにしていました。

結局DmajではなくBminを主体としたメロディという形で落ち着いています。

サビだけmajで→間奏からminに転調するような曲のリファレンスとして765PRO ALLSTARS - M@STERPIECE八九寺真宵 - 帰り道などを参考にしてました、神前暁さん、いつもありがとう。でも作曲が上手すぎて全然参考にできなかったや……。

あと単に私の耳が悪くて全然転調もそんなにピンときてない……MIDIで見ないと音楽理論何も分からん!

2番の構成について

自分のブートにしては珍しく2番サビを丸々カットしています。 一応作ろうとは努力していたのですが

  • 原曲では2番サビからシームレスにCメロに突入しており、構成が難しい点
  • 劇中では1番とDメロ(?)とラスサビしか使われておらず、映画を何度も見た人間からすると2番の要素は(一般的な曲からすると)重要度が低い

という2つの点から今回は制作を断念しました。大体前者が原因で、後者は単なる正当化の言い訳ですが……。

かといって2番を全部カットするのではまとまりがつかない(完成品もまとまっていないような気がしますが)、どうするんやと悩んだ結果が2番のサンプリングDropとなっております。 2番サビの歌詞も「君の言葉あればいつだって」というところから劇中セリフ地帯に突入するため、流れとしても良い感じに落ち着いたのではないかという個人的評価。

劇スは舞台少女を主体にした作品なだけあって、キャラクターの発する台詞が持つ"重み"が強く、かつ映画の印象も強いため、セリフを聞くだけでも一般的なアニメ作品よりも強くその映像と文脈が脳裏に浮かびやすくなっている気がします。

さて「劇スのブートを作る時は絶対にサンプリングをしてやるぞ!!」と思っていたワタクシですが、いざサンプリングするセリフの選定に入った途端、頭を抱えました。 そうです。「デカいセリフが多すぎる」という悩みが……。

爆ぜ散る感情満たして今、クラブのフロアに叩きつけろ!

サンプリングする作業も意外と大変で、円盤から音声を別トラックで拾ってきたり、曲と被っているので一旦書き出したあと曲だけが鳴ってる別トラックと位相をサンプル単位で合わせて逆位相で重ねて書き出したり、アニメ劇中のSEが邪魔になりそうなところはAIでボーカルだけ抜いたりと、かなり丁寧なトリートメントをしています。

誰のどこのシーンのセリフかはわかりやすいと思うので解説は割愛。 ただ、コンセプトから基本的にはメイン9人のセリフに限定しようと思ってサンプリングはしてます。

サンプリングしたものの採用されなかったセリフを書き残しておくと

  • 大場なな「みんな喋り過ぎだよね」

    本当に皆デカいセリフを喋りすぎている

  • WSB開幕時のキリン「ワイルドスクリーンバロック!……わかります」

なお、(言うまでもないかもしれないですが)バックで鳴ってるシンセはki-ringtrainがモチーフです。 別の箇所でcolor temperatureなどを含む、劇ス全体で使われているDb→D→F#→A→F#→DというArpのモチーフを使うというのも考えていましたがうまくハマらず断念。

メロディのモチーフについてはこちらの記事が発想元になっていた気がします。 https://note.com/pohjola/n/na7208db1c609

ブレイク

ブレイクのところのバックのシンセ、多分みんな「モールス信号なんだろうけど調べるのめんどくさいな……」と思っていると思います。その通りです。 誰も自分の曲を真剣に考察してくれなかったら、自分から種明かしをするしか無いんだねえ!いうてもモールス信号とかベタベタのベタですけども

バックのシンセで鳴らしていたのは以下のメッセージです。

-・ ・ -・・- -  ・・・ - ・- --・ ・  > NEXT STAGE

2個以下の表現とSOSの信号で有名なSがわかるだけでNE?T STA?Eまで解読できるのでかなり容易な方だったのではないでしょうか?

とは言ってもボーカルと被っていて聞きにくいというのはあり、露骨にモールス信号として浮くのも良くないのであくまでバッキングの一部として聞こえるようなミックスにしています。 かといって気付かれないのも癪なので聞こうと思えば聞けるようにある程度は前に出してます。どっちやねん

タイトルについて

タイトルの話がまだでした。今回の副題について。

『Line to Star light Re:birth-mix』!? ↑長すぎるんじゃボケ

「Star」は創作において無限に擦られている概念ですが、「Line」も負けず劣らず良い言葉ですよね〜。 副題に多義的な意味の遊びを持たせたいオタクなのでシンプルな概念から派生して多義になっているワードを見るとワクワクしてしまいます。

この映画で幾度も発する「列車は必ず次の駅へ。」駅と駅を繋ぐ線路、或いは路線のこと。 本に書かれている文章の1行。劇中『最後のセリフ』の英題は 「The last line」 だそうで。

というのを踏まえて「Line to Star light」を考えると、「(戯曲)スタァライトに向かう旅路」、あるいは「スタァに至る栄光の1行」みたいな訳を想定して付けております。

『Re:birth-mix』は「Re」+「mix」というRe-のワードを折角使うのであれば「再生産」を表現したいという思考を経てこうなっています。

この作品には「再/Re」を含む言葉に溢れています。 再生産を直訳した「Rebirth」、舞台の副題にもなっている再上映を意味する「Revival」。勿論「Revue」だってそうですし、曲名では「Recreate」もありました。

  • 曲を再構築(リミックス)する意味としての「再生産」
  • 舞台少女としての死を含めた『アタシ再生産』の「再生産」

この両者を考慮すると、Rebirthが最適かなという判断に至った次第です。

余談ですが、HardtekやNerdcore界隈ではアニメサンプリングなどをしたものを「Reconstruction」と呼ぶ文化もあるみたいで(あまり詳しくないので厳密には違うかも)、それを避ける意図も若干ありました。

そしてRebirthに決定した後、念の為曲名被りを気にして予め検索をかけます。先行したアイデア被りは幾つかあったものの、その中で一際目を引くモノが一件。 Dependence Intension Re:birth mix / Treow feat. 巡音ルカ, 初音ミク 自分がボーカロイドをちゃんと追いかけていた2010年頃の曲で、当時あまりのカッコ良さ(音色・音圧的なモノではなくテクニカル由来なモノ)に度肝を抜かした曲が十数年の時を経て自分の道に浮かんできたのです。 敬愛する先駆者へのリスペクトという、自分の中の細々とした誓いも兼ねて、コロンを追加した表記にしました。

というかDTMぢからがそこそこ上達しているはずの今聞いても全然どうやって作ってるか分からん!!何食ったらこれ作れるんですか??????オーパーツ??

実のところ、「STAR」の4文字が使えて、かつ最後のRを使って「R=Remix」ができるということもあり、「〇〇 Remix」で〇〇の部分をS/T/Aの頭字語にするというアイデアもありました。 結構良い所までいったのが「Step to Applause Remix」で、意味的にはかなり良い感じだったのですが、どうも用法を調べた所「Step to〜」という言い方はあまりしないらしいということが判明し、他にも色々考えてみたのですがしっくり来ずボツにしました。 そもそもAから始まる単語が意外とね、ハマらなくてね……(単に英語の語彙力と調査能力が無いだけでは?)

でも改めて自分で見てもこの副題は長い、ホンマにごめん。 各々で管理しやすいよう適当にファイル名やタグ変えて頂いて大丈夫です

ジャケットと投稿周り

ジャケットはシャニリミに引き続き自動車 原付さんにお願いしました。シャニリミの縁もありつつ、ちょいちょい劇スへの言及やわがままハイウェイのブートをやってたのを見ていたのでお願いしたところ二つ返事で承諾いただいて感謝~!

オーダーとしては「舞台少女の誰か一人にフォーカスではなく、全体に向けたメッセージを想定」くらいを伝えて好きにやってもらいました。

先述したサブタイトル部分を考えるのに自分が(込める思いが強すぎて)時間かかってしまい、半年くらい前に音源はできていたにも関わらず、タイトルがちゃんと決まったのは公開の数日前という事態に。 しかもクソなげー上に読みにくい。すみません。

こんな意味不明に近いクソなげータイトルを横文字のままいい感じのレイアウトと、とっても $wi(l)d$ なフォントでうまいことまとめたデザインにして頂き大変感謝感謝!感謝ですよ~

動画まで見て頂けている方がどれだけいるのか謎ですが、Youtubeとニコニコ動画で動画のデザインを変えています。 Youtubeの方は原付さんのジャケットをベースにしたデザイン。 ニコニコ動画の方は5月14日の17時51分であることを重視したデザイン。

公開直前に行われた自動車 原付さんとのdiscord上でのやり取りを以て、投稿した日時の文脈解説と代えさせて頂きます。

――――――――――――――――――――

03 . Needle Light (ZNK Bootleg) - 2024/11/04

Needle Light(M@STER VERSION) / サイバーグラス [上条春菜(CV:長島光那)、荒木比奈(CV:田辺留依)]
- THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 37『Needle Light』
- アイドルマスター系クラブイベント『Destin@tionZ』 Vol.6 ~2nd Anniversary~来場者限定特典EP

---コメント---

こちらはDesti@tionZという、アイドルマスター系列の音楽とクラブカルチャーをミックスしたクラブイベントの特典EPに参加した際の作品です。 なんと私の人生で初めて外部の方からの依頼を頂き曲を書きました。うれし〜! 依頼が来た際、シャニ6th、シャニアニ1st、デレ9thを浴びてアイマス筋がムキムキだったのもあり迷わず快諾させて頂きました。

コンセプトがアイマス×クラブミュージックのイベントで、かつそのイベントの特典音源というのもあり、普段やっている「表現としてのリミックス」ではなく、「クラブユースとしてのブートレグ」を意識した作りにしています。 そういう経緯から今回はシャニ以外のブランドからやるぞ!と選曲を始めました。シャニだと載せたい感情がデカすぎて……。

自分の中では選曲の時の思考は以下2つ。

  • デカ感情を乗せすぎないけどブートレグやりたい程度には好きな曲
  • 有名曲やアンセムのブートは多分クソほどある(か誰か有名な人が作る)ので、ニッチな需要を埋められる
    • 更に言うと、オタク・ハードコアとかもきっと無限にあるので出来ればハードコアじゃない感じのジャンルができる曲

またそれに加え、昨今クラブで浴びたのもあり自分の中でもDnBが来ているのでDnBを軸に考えていました。 DnBのオタクブートレグはちょいちょいあるものの、基本的には歌モノという制限がある以上Liquidがメインになりがちで、最近denshinoやKO……もとい、TKMを主体にDancefloorやNeuro系にも少しずつ広がっている気がしています。 自分としても去年のときメモブートのようなもっとゴリッとしたDnBオタクブートレグをやっていきたい。

というところから幾つかピックアップしていき、最終的にAJURIKAさんの曲好きだけど真剣に向き合った事ないなという事で……「Nation Blue」にしました!……ん!?

そう、最初はNation Blueだったんですよ……。 想定では頭サビでbuildupして、「君をー見ーてーーるーーー」でfillして1stDropに突入するという想定でやっていたのです。 ボーカルだけ聞いて初めて知ったのですが……「君を見てる」の「る」の音は伸びてないんですね!!デレステでは全然気付かんかった!伸びてるものとばかり!!

そこから紆余曲折あり、Needle Lightに曲を変更。 こちらも実は大変で、流通しているCDのインスト音源から逆位相でボーカルを抜こうとすると、何故かサビの途中から数秒だけインストが残ってしまいます。なんで?? なんかここだけインストとボーカル付きの音源のマスターCD作成時にレンダリングが上手くいってなかったのでしょうか?そんなことある?今度誰か遠山明孝さんに会う機会があれば問い質して頂きたい そのため、一般の人がブートレグを作ろうとすると即座に諦める事になります。悲しいね お、俺の手元にMeldaのMAutoalignが無ければ終わっていた…!(ブートレグ作者は絶対に買った方がいいです)

エグめのDropがあるタイプのDnBをやる!という想定から出発した為、かなりDrop自体はサクサク出来たのですが、やはりVocalの制限があり、Drop以外の部分はLiquidな感じで仕上げました。ある意味こっちの方が使いやすいと思っています。 こちらもABメロではBmin(Dmaj)→サビでBmajに(つまり短3度下)転調するのですが、BassDrop地帯ではマイナー感を出すため、プラスBassを鳴らす音域の問題により、サビで下がったスケールから更に3つ下の音を鳴らしています。つまりDrop終わりから2番ABメロには6半音分というアホみたいに遠い転調で着地している訳です。 これ歌モノとしてはええんやろか…と思いつつ提出して、後日Destin@tionZの会場でGettyさんに2回も下に転調するのどうなんすかね…と尋ねてみた所、鳴りが良ければオッケーということに落ち着きました。 BassDropの鬼がそう言うならオッケーです。

最後、急にHalfstepになる所ですが、こちらも例によって元ネタがありまして。 まあなんといいますか、この音源を拾って頂ける層だったらピンと来た方も居られたのではないでしょうか、「Pretty Liar -ミフメイ Remix-」をほぼ丸パクリリスペクトさせて頂きました。 後半がDnBのグルーヴになるのは同曲のgekko Editが発想元です。

制作自体は割とサクサク進んでたのですが、この制作をやる時期にPCがかなり不調に陥っておりPC環境を刷新したり、私的な予定がドカドカと詰まっていて、制作本体と関係ない生活の部分が大変だったような記憶があります。

改めて聞くと「(^ω^ ≡ ^ω^)おっおおっおー」のところの音声がかなりサイドしかなくて変な音になってますね…… 元々メインのボーカルが歌ってる途中のコーレス部分だけを、Side成分だけ残す手法で無理やり拾ってきたので仕方ないんですが、今考えると普通にSideだけ残して逆相になってるわけなのでLR信号にして片方だけ位相逆転させればよかった気がしている!! 技術で解決できた部分なのでちゃんとやればよかった

でもまあ過ぎたことは良いよ(月村手毬)

当該イベントである『Destin@tionZ』 Vol.6 ~2nd Anniversary~の現地にも参加させて頂きました(全然一般客に混じって参加しました)。 イベントの最終盤のメインフロアというどでかい場で、主宰のあごげさんが拙作のシャイノグラフィのブートを流して頂いて、全体が一つになっているという空間を自分の身体で体感として味わうことが出来、大変恐悦至極な体験でありました。

というか前の曲がDJ Shimamura & Relect - Northern Lightsなのも神すぎか??? シャイノグラフィのブート作る時にリファレンスにしてましたよこの曲。
ていうかこれアイマスイベでしたよね?なんでNorthernLightsかかってるの?

その時の様子を動画に撮影していた方が居られたので動画も共有!

現地に何故か一般人として紛れていたAJURIKAさんが自分のブートで高まっている、今後生涯なさそうな画ですねクォレハ……。

ちなみに自分はDJをやっていないため、自分が作った曲を実際にかかっているのを箱で自分が浴びるという体験は実は初めてで、その初体験を渋谷CIRCUSというありがて~箱で体験できると思っていませんでした。

お声がけ頂いて本当にありがとうございます。良い体験になりました。

――――――――――――――――――――

後記。

今年のリリース3曲だけ?!?!?!マジで???????????
我ながら信じがたい!このまま満たされて消えていくのか?

実際の所はこれに加えて公募で2-3曲?落ちたり暇潰しのEdit作ったりで実質+4曲位だと思って下さい。 無名オタクはソロリリースも出来ないからお蔵入りがどんどん増えていくばかりであることよ。 でも以前聞いてたスペースのトークで、勝手に尊敬している三好啓太氏もコンペとかで受かるまで何百曲と書いてるという旨を仰っていたので、それ位になるまではやっていくしかねえのかな〜と思っています。

逆に、今年は先に書いたのと重なりますが初めて(ブートレグという形ではあるものの)外部からの依頼で曲を提供するという有難い機会を頂けて大変感謝ですわね! 他人から依頼されるという創作形態においては、求められるものなどの制限がないかなり自由度の高い創作をやれつつ、その上で必ず公開できるという点でかなり安心した創作体験でした。

自分の中の至上命題の一つに『アンチ人脈』の意識があります故、余り慢心してはいけないのですが。 音楽とか美術芸術、クローズドな関係性で回りすぎてるよ〜涙


今年はちょっと違う分野にも手を出していけたのが自分としては少し進歩かな~と思っています。

自分の中でHardstyleを含め、過去に作ったことのあるジャンルでいえばUKHardcoreやMelodicDubstep、UpliftingTranceみたいなところは近い感覚器官で咀嚼してる感じがあるんですよね。 デカいシンセと巨大な空間演出による恍惚や高揚を満たしつつ、BuildupとDropで一気に世界が拓けるような爽快感がある部分で同じだと思っていて。 なんとなく伝わりますよね、デカいスピーカーで皆が手を挙げるようなジャンルがこっちです。

一方で、こういったデカい曲に対して、一般的なHouseやTechno、今回のような(Non-Liquidな)DnBのようなBassMusic全般は少し違うジャンルだと捉えていまして。踊るとか、頭を振るとか、そういう身体にダイレクトに作用する音楽といいますか。説明が難しいね。

ただのブート作り屋さん的には、今までもこれからも原曲が合うかどうかでジャンルを決めているので、必要になればやったことないジャンルでも作るんですけれども。 とはいえ、「自分が過去に手を出したことがあるジャンル」でないと原曲から「この曲調がマッチしそうだな」みたいな少し飛躍が必要なアイデアの引き出しみたいな部分は広くならないので。


2024年末時点でも幾つか制作はしておりまして、3月に向けたブートをシコシコと拵えています。(このガバガバ匂わせだけで何作ってるかピンとくる人間居たらかなり怖い) 来年はまたシャニリミ03をやるつもりなのでそちらでも!今回はカロリー高すぎて1曲だったからな〜次回こそ頑張って2曲出したいな〜次は出せるかな?(陣内ツインターボ) シャニに限らずオタクブートのやりたいアイデアは無限に脳内にあんねん!我の手が追いついてないだけで!ずっと言ってる

やれそうだったらまた公募も出したいですが…… 公募に出すと落ちた曲公開出来ないし音ゲーにせよDiv〇rs〇にせよ、全然相性が良く無いのか単にクオリティがカスなのか、何のフィードバックも無くてやり甲斐が一切ないんですよね……いやはや、公募の愚痴はまた今度何処かで。

来年からは公募落ちの曲も公開はしないまでもログだけは残しておこうかな……

今年はお蔵入りが多く、PCも不調な何かと耐えの年だったのかも。 2025年もまた色々やっていきますので、応援よろしくお頼み申す!

ではまた来年

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